これで外さない! 写真撮影のコツ〜ブツ撮り編〜

クリエイティブ

こんにちは、サロンプロモマガジン編集部です。店販商品を上手に撮りたい時、自分のインスタで映える写真を撮りたい時、理想通りの撮影ができていますか?

今回の記事では、
「店舗イメージとインスタやブログの投稿イメージが合わない(ダサくなってしまう)」
「余白が怖くて、余計なものを足してしまう」
「撮り方のコツが分からないので、何となく感覚で撮っている」
というお悩みを解決するとともに、スマホでも一眼レフでも使えるコツをお伝えします。

写真撮影はコツを知るとうまくいきます! 前回アップした「人物編」もぜひご覧くださいね。



1.撮り方のコツ

撮影場所

撮影する場所は最も大切です。ブツ撮りの場合、撮影ブースを立ててライティングまでしっかりセッティングする方法もありますが、ブースがない時や、自然な雰囲気で撮りたい場合は、以下のポイントに注意しましょう。


・できるだけ大きい窓がある場所で撮る

撮影は「光」に左右されます。室内ならば、なるべく大きい窓がある(=採光量が多い)場所を選びましょう


・被写体の左側に窓がくるようにする

文章を左から右に読むことから、人間の視線は、一般的に左から右へ流れる習性があります。したがって、光も同じように左側から当てると違和感を感じにくくなります。(きちんとスタイリングした上で右からライトを当てるのは、もちろんありですよ!)

・自然光で撮る

人物編」でもお伝えしましたが、自然光の元で撮影するのが1番です。午前中~日中(15時頃まで)に撮るようにしましょう。


被写体の置き方

・被写体を垂直に立てて撮らない

今回は、性別問わず愛される王道アイテム『エヌドット ポリッシュオイル』と、男性に人気の『プリズナー ソフトジュレ』を撮影に使用します。

NG

撮影でよくやりがちなのが、被写体を垂直に立てる、つまりシャンプーボトルやオイルなどを、そのまま立て置いて撮る方法です。垂直に置くと、奥行きが出るため、背後のスタイリングまで考える必要があります。油断すると、いらないものが写りこみがちに。実際に、床や除湿機、机の足などが入り込んでしまいました。

OK

そこで試してほしいのが平面置き平面だと、上からの撮影なので、画面が2次元になり、スタイリングしやすくなります。もちろん酒瓶など、垂直で撮る方が魅力が伝わるモノもありますので、臨機応変に。



2.撮影のコツ

背景を考慮する

写真の印象を変えるポイントの1つは背景。見せたいイメージにもよりますが、光源が反射しない、ツルツルしない素材がおすすめです。

・ラッピングペーパー

無造作にクシャッとするとキュート。メルヘンな雰囲気を出せます。

・布

ナチュラル、カジュアルな雰囲気になります。


・スチレンボード

真っ白のスチレンボードで、商品を際立たせるのも鉄板です。


また、簡単に背景を変えられる背景紙(バックペーパー)や撮影シートを使うのも手。種類も豊富で、100均ショップやインターネットでも販売されています。今回使用したのはこちら。

・セリア フォトジェニックシート B4 8柄入り

100円ショップのSeria(セリア)で販売されている、背景シート。マットな上質紙で、表・裏それぞれ違うデザイン x 4枚=計8種類柄のシートが入っています。A~Dタイプの4種類があり。値段はもちろん各110円(税込)。実際に撮影してみた写真はこちら! 背景が違うと、写真の印象もがらりと変わります。



・エレコム 置き画がキレイに映える背景シート

COLOR(A3 6枚入り)、STONE(A3 3柄 x 2枚ずつ入り)

パソコン周りのサプライ製品などを開発・販売するELECOM(エレコム)の背景シート。光の映り込みなどを防ぐ「反射防止加工」が施してあるため、ブツ撮りに最適! 発色の良い流行色が6色入った「COLOR」と、上質で高級感のある「STONE」を使用しました。どちらもA3サイズなので、大きめの被写体にピッタリ。価格は1400円程度です。

COLORは、コスメやネイルを撮影する時、トレンド感を出したい時におすすめ。

STONEは高級感を出したい時に最適。コスメやアクセはもちろん、ボディケア商品にも合います。


小物を使う

まずは、ここまでの流れで背景と商品だけで撮影してみましょう。これだけでもミニマルで、伝えたい情報が十分伝わります! でも、「もう少しアクセントが欲しいな」という時は、小物がよい仕事をしてくれます。小物を足す場合、いきなりたくさん並べずに、大きい小物から徐々に足して画面を調整していくのが、迷わないコツ。


・やりがちな例1 小物があるけどスカスカして見える

NG

右側に小物があることで、なんとなく左側の空間が寂しく見えてしまいます。

OK

対角線上に小物を足すことで、バランスが取れました。


・やりがちな例2 小物を置きすぎて窮屈になっている

段階を経て、小物を足してみましょう。

画面が華やかになりましたが、モノが多すぎて主役の商品が埋もれてしまっています。また、赤い花のように大きい小物は、最後に足すと一気に雰囲気を変えてしまう場合があります。「大きい小物から置きましょう」というのは、こういった意味合いも。


構図について

構図は誰もが悩むところだと思います。巷では、「三分割法」「日の丸構図」「C字構図」など、“これを使えばうまく撮れる!”という構図がたくさん紹介されています。でも、“構図”にとらわれすぎると、その構図に当てはまっているか気にしすぎてしまったり、逆にわからなくなったり、自由度が減って迷う可能性も。今回は、シンプルに「必要な情報のみ入っているか」という点を意識して撮影してみましょう。

ここで、余計な情報が入ったNG例をご紹介します。

NG例1

1枚目は一見良さそうですが、小物として使ったトレイの中をよく見ると、商品に関係のない英字がボトルの中に写り込んでいます。また、背景シートのつなぎ目も写ってしまっています。



NG例2

こちらは、背景シートの外に、ノートと机の木目が写っています。トリミングを行い、余計なものをカットするとすっきりしました。


3.写真加工

無事に撮影が終了! SNSに投稿する前に、写真加工をする方も多いのではないでしょうか。でもちょっと待って! 写真の魅力をアップさせる加工ですが、やらない方がよい場合もあるのです。 

・元の色味が分からなくなるほどのフィルター加工はしない

NG

フィルターを使いすぎて、元写真の色味が変わってしまった例です。今はカメラアプリにたくさん可愛いフィルターが実装されているので、あれこれと使いたくなりますが、ここはグッと我慢。明るさ、コントラストの調整のみに留めておきましょう。店販商品を紹介するなら、やはり伝えるべきは商品のこと。パッケージの色が変わるような加工はせず、実際の色味に近い写真にしましょう。


・文字を入れると素人っぽくなるので、入れない

NG

「商品の魅力を文字でも伝えたい!」と、写真の上に文字を置く美容師さんを多く見かけます。カメラアプリには多様なフォント機能があるので、つい文字を入れたくなりますが、ハッキリ言いましょう。文字はいりません! いえ、もちろん文字が必要なケースもありますが、商品を際立たせて効果的に、オシャレに文字を入れるのは、実は結構難易度が高いもの。ともすれば素人感丸出しで、「なんかちょっと惜しい……」という仕上がりに。この例では、文字が商品に被り、商品名やメーカー名が見えなくなっています。囲み文字もやりがちですが、読みにくいので避けた方がベター。


・写真を分割しない

NG

このように画面を分割するサムネイルは、写真が切れてしまうので、伝わる情報が少なくなります。思い切って写真を全面に使い、写真の良さを押し出しましょう。


・余白を埋めようとする

NG

余白があると落ち着かない、画面全体を埋めないと気になる、怖い、不安だ、という方。その気持ち、とてもよくわかります! だけど、この例のようにフィルターで余白を埋めてしまうと、商品よりもフィルターに目がいきがちに。また、商品の世界観と相違がある写真になってしまいます。余白こそが被写体を引き立たせます。どうか余白を怖がらないで。

OK


こちらは明るさとコントラストを調整した写真です。もりもりに加工しなくても、全然大丈夫。



いかがでしたか?
ブツ撮りは人物撮りとまた違うポイントがあります。コツを押さえて、魅力的な店販写真を撮ってくださいね。

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