美容師さん必見! メイク男子が美容室で配慮してもらえると嬉しいこと
こんにちは、サロンプロモマガジン編集部です。最近メイク男子が増えています。世界的にジェンダーレス化が進んだことで「メイクは女性がするもの」という常識が消え去り、「メイク=身だしなみ」として、ジェンダーフリーで男女問わずメイクを楽しむ時代になりました。また、韓国アイドルの台頭や、InstagramやTiktokなどのSNS拡大、コロナ禍のおうち時間やマスク生活、リモートワークによるzoom・オンライン会議の増加で、「清潔感に気を配りたい」と、男性の美意識が高まっています。
株式会社資生堂が2020年に行ったアンケートによると、メンズメイク未経験の男性の約9割が「メンズメイクをしてみたい」と回答。また、株式会社セルバが2021年3月に行ったアンケートでは、「日常的にメイクしている、時々メイクしている」という男性は約10%いることがわかりました。もちろん、美容師さんの中にもメイクをしている方や、メンズメイクブランドを扱うサロンさんもいらっしゃるでしょう。増加傾向にあるといっても、まだまだメイク男子は少数派。
男性のメイクは、肌のトーンアップや肌トラブルを隠したり、眉やヒゲをととのえて清潔感を感じさせる「さりげない日常に馴染むメイク」なので、女性のようにメイクしているのがわかりにくいことも。そんなメイク男子が美容室に行った時、困ったことがある様子。今回は、「メイク男子が美容室で配慮してもらえると嬉しいこと」をリアルボイスからお届けします。
・もみあげを剃るか残すか聞いてほしい
もみあげは、ヘアスタイルの印象を大きく左右する部分。こだわりを持つお客さんもいらっしゃるのではないでしょうか。メイク男子が気にするのは、もみあげの下までファンデーションを塗っている時、何も聞かれずにもみあげの処理をされてしまうこと。「あ、ファンデ塗ってたのにな~」と、ちょっと残念な印象を与えてしまいかねません。「もみあげはどうしますか?」と一言聞いてくれると嬉しいみたいですよ。
・前髪カットの後、髪を払ってほしい
前髪をカットした後はどうしても、切った短い髪が顔についてしまいますね。この時、女性ほど気を遣われないというお悩みを持つメイク男子。女性の場合は、ブラシで払ったり、ドライヤーで吹き飛ばしたり、ティッシュで拭き取ったり、というケアをされていると思いますが、「ティッシュすら渡されない……」というメイク男子の悲しい声が……。かといって、最後にホットタオルなどで顔を拭くと、せっかくのメイクが崩れてしまいます。「男性だからざっくばらんで大丈夫だろう」ではなく、ファンデや皮脂でくっつきやすいメイク男子の前髪もケアしてあげてくださいね。
・メイクをしていることをタブー扱いしないでほしい
冒頭に述べたように、昔に比べると、男性がメイクをすることへの偏見や抵抗は少なくなってきました。@cosmeを運営する株式会社アイスタイルが2021年2月に行った「女性のメンズビューティ受容に関するアンケート」によると、男性がスキンケア・メイクすることを好意的に捉える女性は約9割にものぼります。しかし、まだ「メイク男子=女々しい」というイメージを持つ人も少なくはありません。今の「美容男子・メイク男子」のスタンスは、「身だしなみを整えて、人に与える印象を少しでも爽やかにしたい!」という気持ち。ファンデをつけるのも「毛穴が見えるよりは、見えないほうがいいよね」という意識なんです。だから「メイクについて触れたらタブー」のように思ってほしくないメイク男子が多いようです。美容師さんと一緒にメイクの話で盛り上がりたいお客さんもいるはず! ぜひ積極的に話しかけてあげてくださいね。
いかがでしたか?東京や大阪といった都心では、メイク男子の人口が多いので、普段から気にしているよ、という美容師さんもいらっしゃると思いますが、男性も「メイクしているかも」という認識を頭のすみに持つだけで、お客さんへの行動は変わってくると思います。また、些細なところに気付いてもらえると、「この美容師さんはわかってくれている!」となり、次回の指名につながる可能性も。メイク男子が来店した時は、参考にしてみてくださいね。