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マイボトルを持って、無料の給水スポットへ! プラスチックゴミの削減やSDGsにも貢献できる

コラム

お気に入りのマイボトルにお水を入れて意気揚々とおでかけ。その日は暑くてのどが乾いて、あっという間にボトルは空っぽ。そんな時に、「水が入れられる場所が街中にあればいいのにな」と思ったことはありませんか?

実は現在、街中に無料の給水スポットが急増しています。その背景にはペットボトルゴミの環境問題が。せっかくマイボトルを持っていても、結局ペットボトル飲料を買い足してしまうと、その分ゴミが増えてしまいます。様々な団体や企業により、環境負荷の低減と長期的な経済性を考えて、水道水を推進する動きが世界各地で広がっているのです。マイボトルを利用することで、ペットボトルゴミを削減でき、のどの乾きを潤すことができ、お金の節約になり、SDGsにも貢献でき、地球を守ることができる。いいことずくめの給水スポット、マイボトルを持って、ぜひ利用してみませんか。


・なぜペットボトルを削減すべきなのか

日本では年間に200億本以上のペットボトルが消費されています。そのうち89%は回収されていますが、20億本以上が回収されず、その一部が海や川へ流出し、深刻な環境汚染を引き起こしています。

ペットボトル本体は水より重いため、海底に沈んで溜まります。蓋は水より軽いポリエチレンで作られているので、海面に浮き上がります。その結果、紫外線や波の力で細かくなり、マイクロプラスチックとなっていきます。このマイクロプラスチックが世界中の海に存在することで、海に生きる様々な生物の体に取り込まれます。そして、その生き物を食べる人間の体にも蓄積していると言われています。さらに恐ろしいことに、このプラスチックは、化学物質や水中の汚染物質を吸着・濃縮して体内に累積する影響も研究・指摘されています。

世界中の海には1億5,000万トンのプラスチックゴミがあると言われていて、毎年800万トンのゴミが新たに流れ込んでいるそうです。このままの状況が続けば、2050年には海にいる魚の重さよりもプラスチックゴミの方が多くなると言われています。

また、海だけではなく、人間が自分勝手に廃棄したプラスチックゴミで、山や川も汚れています。日本で1年間に捨てられるプラスチックゴミは約850万トン。約半分がレジ袋や食品トレー、ストローなどの使い捨て容器や包装です。石油からできるプラスチックを減らすことは温暖化対策にもつながるため、ペットボトルを含む使い捨てプラスチックの削減は、大きな意味のあることなのです。

2015年に制定されたSDGs(国連の掲げる持続可能な開発目標)のうち、ペットボトルの削減は、

  1. つくる責任つかう責任
  2. 気候変動に具体的な対策を
  3. 海の豊かさを守ろう
  4. 陸の豊かさも守ろう
    に貢献します。

ここからは、ペットボトルを削減するために生まれた給水スポットサービスを4つご紹介します。


1.Refill Japan(リフィルジャパン)

画像出典元:https://www.refill-japan.org/

『Refill Japan』は、日本全国に給水スポットを広げることで、ペットボトルなどの利用を減らし、環境負荷の低減と魅力的なまちづくりを推進するプラットフォーム。「給水スポットが街にたくさんあれば、いつでものどを潤したり、空になったマイボトルに水を入れることができて、便利で快適、お財布にもやさしい! それだけでなく、地球環境や地域社会にたくさんのメリットがあり、SDGsの実践になります」。との文言通り、Refill Japanでは給水スポットの拡大や、地域密着で使い捨て型でない持続可能なライフスタイルを広げる取り組みを行いながら、8つのSDGsを実践しています。給水の仕方は、HPの「給水スポットマップ」から給水スポットを探して、ステッカーの貼ってある場所へ行くだけです。どんな水か(浄水・水道水・お湯など)と、利用可能な時間も知れるので、動きやすいですね。

HP:https://www.refill-japan.org/


2.mymizu(マイミズ)

画像出典元:https://www.mymizu.co/

『Refill Japan』は、日本全国に給水スポットを広げることで、ペットボトルなどの利用を減らし、環境負荷の低減と魅力的なまちづくりを推進するプラットフォーム。「給水スポットが街にたくさんあれば、いつでものどを潤したり、空になったマイボトルに水を入れることができて、便利で快適、お財布にもやさしい! それだけでなく、地球環境や地域社会にたくさんのメリットがあり、SDGsの実践になります」。との文言通り、Refill Japanでは給水スポットの拡大や、地域密着で使い捨て型でない持続可能なライフスタイルを広げる取り組みを行いながら、8つのSDGsを実践しています。給水の仕方は、HPの「給水スポットマップ」から給水スポットを探して、ステッカーの貼ってある場所へ行くだけです。どんな水か(浄水・水道水・お湯など)と、利用可能な時間も知れるので、動きやすいですね。

HP:https://www.mymizu.co/


3.Q-SUI(キュースイ)

画像出典元:https://www.qsui.jp/

マイボトルを持っている人は83%にも及ぶのに、使っていない人はそのうち61%。理由は「荷物が増える、重たい、外出先で給水ができない」などなど……。この原因を解決するために生まれたQ-SUI。「良質(Quality)な水を、素早く(Quickly)汲めて、地球を“救”うためのサービス」です。具体的には月額550円で会員登録すれば、飲食店の給水スポットが検索でき、お店でマイボトルに水を入れてもらえるというもの。給水するたびに、何本のペットボトルを削減できたかを知ることもできます。なお2021年9月現在、給水スポットは東京や神奈川に集中しているため、関東の都心に住んでいる方におすすめです。

HP:https://www.qsui.jp/


4.無印良品の水プロジェクト

画像出典元:https://www.muji.com/jp/ja/stories/food/520171

2020年7月にスタートした、無印良品の「水プロジェクト」。取り組みとしては、『自分で詰める水のボトル(税込190円/330ml)』や、『ステンレス保温保冷マグ(税込990円、1,290円/200ml、350ml)』や粉末のお茶を販売、その中に自分で作ったお茶や水を入れて持ち運ぶことを推奨したり、無印良品の店舗内に給水機を設置し、フィルターを通した水道水が飲める給水スポットを作ったり、給水ポイント(無印の店舗、公共の給水スポット)や環境への貢献度がわかる「水」アプリをリリースしています。「飲料水」から考える、環境のこと。無印に給水スポットがあることを知らない方も多いのではないでしょうか(筆者は調べるまで知りませんでした)。今度無印にお買い物に行った時、探してチェックしてみようと思います。

HP:https://www.muji.com/jp/ja/stories/food/520171



SDGsを意識して、普段の生活で具体的な行動をしている人は20〜25%ほどだと言われています。2030年までに達成を目指す17の目標の最後には、「パートナーシップで目標を達成しよう」というものがあります。自分の知っている知識や、意識している取り組みを周りの人に伝えあい、協力してできることを見つけていくこと。それがSDGs達成の1歩になるはず。ぜひこの記事を読んだ美容師さんも、マイボトル+給水スポットを利用して、そのことを誰かに伝えてあげてくださいね。

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