美容室が求人検索エンジンに求人を掲載するメリットとは?

コラム

近年、GoogleやYahoo!などで「●● 求人」などと検索すると、「Indeed」や「求人ボックス」などの媒体を目にすることが増えてきています。

これらは、一般的な求人媒体と異なり、求人情報を集める求人情報専門の検索エンジンです。
このような求人検索エンジンは、日本だけでも10以上のサービス提供がされています。

求人検索エンジンのメリットとは?

従来のハローワークをはじめとする人材紹介所や就職情報誌など、求人媒体による求人手段は手間とコストがかかるものでした。
しかし、現在はインターネットの発達やスマホ人口の増加とともに、求人検索エンジンが大きく利用者を伸ばしています。

求人検索エンジンは、多くの求人広告を掲載できることと、勤務地や企業形態などの希望条件の仕事と効率的にマッチングできることで、企業側にも求職者側にもメリットの多いサービスです。

代表的な求人検索エンジンの特徴

さまざまな求人検索エンジンがあり、それぞれ異なる機能や特徴を持っているので、どこに自社の求人を掲載するのか迷われる方も多いかと思います。
ここでは代表的な求人検索エンジン5つの特徴をご紹介します。

■Indeed(インディード)

アメリカで誕生したサービスですが、2011年にリクルート社が買収した後、現在では日本最大級の求人検索エンジンとなっているIndeed。

GoogleやYahoo!からの検索流入も多くあり、求人数や利用者数ともに圧倒的に多いことから、応募数の増加を見込めるメリットがあります。
その一方で、競合が多く新規求人数も多いため、無料掲載の求人は埋もれてしまう傾向にあるデメリットもあります。
ただ、Indeedの有料広告は求人広告がクリックされた時に課金される「クリック課金型広告」であるため、運用方法次第では広告の費用を大幅に削減することが可能です。

また、Indeedの専用フォーマットで魅力が伝わりづらい場合でも、独自で制作したオリジナルの採用サイトとも連携することが可能です。
応募前にサロンの情報や雰囲気をしっかり確認することができるので、入社後のミスマッチも起こりにくくなります。

■Careerjet(キャリアジェット)

Careerjetは、Indeedよりも利用者数が少ない傾向にありますが、GoogleやYahoo!などの検索エンジンではよく出てくるため、求職者も求人応募企業もある一定数以上はいる求人検索エンジンです。

特徴としては、Indeedと異なり無料で掲載できない代わりに有料広告の最低金額の指定がないことが挙げられます。
また、少額の運用でIndeedを上回る成果率を出している企業が多いことも特徴の一つで、Indeedを利用していない層を獲得するための求人検索エンジンとして有効です。

■求人ボックス

日本大手企業カカクコムが運営する求人検索エンジンである求人ボックスは、2015年にリリースして以降、Indeedと共に利用者数を伸ばしています。

独自の検索エンジンで、検索ワードと求人情報のマッチ度や、情報の豊富さ・新しさ、ユーザー行動などの内容を評価し、検索結果の表示順位を決定しています。
価格.comや食べログなどで培ったノウハウを活かして、ユーザー目線に合わせた使いやすさを追求しているため、求職者にとっても企業側にとっても情報を得やすく使いやすい求人検索エンジンです。

無料掲載もできるのですが、有料掲載よりも下位に表示されるので、求職者の目に止まりにくいというデメリットもあります。
しかし、有料掲載枠には自社の採用ページも掲載できるので、サロンの独自の情報も伝えることができ、ミスマッチを防ぐことも可能です。

■スタンバイ

ビズリーチが運営しているスタンバイは「採用費ゼロ円」をコンセプトに、求人作成やシステム利用料から成約手数料まで、すべて無料で利用できるという特徴があります。

しかし、求人作成代行などを利用する場合は有料となり、後述するスカウトメールを送信する際にも必要がかかります。
スタンバイを利用する際のメリットは、登録している求人が「Yahoo!しごと検索」にも表示される点や、採用する側から求職登録者に対してスカウトを送ることができる点などです。

Googleしごと検索(Google for Jobs)は、求人情報を探しているユーザーの検索エンジンの上部分に求人情報が表示される求人検索エンジンです。

求人情報を掲載したい場合は、自社サイトを準備した上で、マークアップという人間の言語をコンピュータが認識できるように意味付けをしていく作業をする必要がありますが、無料掲載が可能です。

また、他の求人検索エンジンとは異なり、会員登録が不要で求人情報を検索することが可能で、美容業界でもGoogleしごと検索に対応しているサロンや求人サイトが増えてきています。

「掲載するのはなんだか難しそう…」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、求人情報をより多くの求職者の目にとまるよう工夫をすることは採用活動の成功に大変効果的なので、チャレンジしてみる価値はありますね。

採用サイトを作る?求人検索エンジンに掲載する?

今回の記事では、求人検索エンジンに求人を掲載するメリットと日本でサービス提供をしている5つの代表的な求人検索エンジンの特徴をご紹介しましたが、いかがでしたか?

独自の採用サイトを作るか、求人検索エンジンに掲載するのか、迷われる方も多いかと思います。
独自の採用サイトでは、サロンオリジナルの雰囲気やメッセージを伝えることができ、求人検索サイトではより多くの求職者に求人情報を知らせることができます。

可能であれば、自社で制作する採用サイトと求人検索エンジンを組み合わせて、相乗効果を得たいところです。
そうすることで、結果的に「より自社に合った人材」をより効率的に採用することが可能になります。

採用サイトと求人検索エンジンの合わせ技で、効果的な採用活動を行っていきたいですね。


美容師・サロンスタッフ・スタイリストの採用にお悩みのオーナー様向けお気軽にご相談ください。

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