ホームページができるまでのストーリー〜打ち合わせ編〜

クリエイティブ

こんにちは、サロンプロモマガジン編集部です。サロンさんがホームページを作る時、実際には何がどう進んでいるのか、というのは、やはり見えにくい部分が多いと思います。今回は、サロンプロモマガジンの母体である『Salon’s Promo』の制作進行に則って、ホームページが完成するまでの裏側のお話を「打ち合わせ編」「デザイン編」「コーディング編」にわけてご紹介します。「ホームページってどうやって作るの?」「どんな準備をすればいいの?」という疑問も解消していければ幸いです。まずは打ち合わせ編からスタートします!

・お客様からの制作依頼

お客様から資料請求やお見積もりのご依頼をいただき、正式にご発注いただいたタイミングで、初回の打ち合わせ日時を決定します。お互いの都合が合えば、翌日や翌々日には伺います。

・認識を共有するための初回打ち合わせ

初回のお打ち合わせは、サロンプロモスタッフがお店に直接伺います(基本2名で、デザイナーも同行します)。実際にお邪魔することで、デザイナーは五感をフルに使い、色々なことを読み取ります。例えばヘッドスパでアロマオイルを使っていらっしゃるサロン様であれば、香りからもインスピレーションがわき、そのお店の特徴を「こういう風にデザインしてみようかな」と思ったりもします。

オープンサロン様で、実店舗がまだ完成していない場合は、近くの喫茶店などで打ち合わせを行います。実は、サロン様のある街の雰囲気も、デザインの大きなヒントになるんです。打ち合わせの所要時間は1時間程度です。気づけばあっという間、という感じだと思います。

現在コロナ禍ということで、zoomでのお打ち合わせが多くなっていますが、zoomの場合もデザイナーが同席いたします。デザイナーが直接お話しすることで、サロンコンセプトやお店の内装・外観などの情報はもちろん、オーナー様の雰囲気からも、デザインのヒントや方向性を感じとることができます。

また、直接顔の見えるコミュニケーションを行うことで、オーナー様側からも担当者の人柄をわかっていただけるため、その後のやりとりもスムーズに、安心して制作を進めていただけるかと思います。

・お打ち合わせの流れ

最初にサロンプロモの概要を説明します。続いて、お申込み頂いたプランの料金説明や申込書の記入、お支払いに関してなどの事務的なお話をいたします。

その後、制作のお話に入っていきます。いきなり「どんなデザインがいいですか?」と聞くわけではないのでご安心ください。お店の特徴や基本的な情報を詳しくお聞きすることで、自ずとデザインの方向性が決まってきます。

具体的にお聞きする内容はこちら。

【サロンの基本情報】

・全体的なテイストの柱になるターゲット層

現状の顧客様の年齢層と男女比、そして、今後狙っていきたいターゲット層を伺います。たとえば、「今は30代のお客さんが多いけれど、20代のお客さんをもっと増やしたい」など。ターゲットの年齢層が上がれば、ホームページの文字サイズを大きくしたり、英語表記を減らしたりするなど、気を配るところが変化するので、とても大事な情報です。

・掲載する写真に関わってくるサロンの立地

立地は主に、ホームページで打ち出す写真の軸となる情報です。駅近なのか、車で来店される方が多いのか、繁華街にあるのか、住宅地にあるのか、戸建なのか、ビルの中にあるのか。サロンがどこに立っているかによって、見せ方が変わってきます。

戸建であれば、外観写真を大きく使うことで「あのお店だ!」と効果的に訴求ができますし、ビルの2F以上であれば、内観の写真を前面に打ち出すことで、外から見えないというウィークポイントを和らげることができます。

・店名の由来

デザインのヒントになることも多い、サロン名。どのような経緯や想いがあって、命名されたのかを詳しくお聞きします。

・近隣サロンと比較した料金設定

周辺にあるサロンと比べて、料金設定が高いか低いかをお聞きします。なぜなら、料金設定もデザインに反映するから。設定が高い場合、サロンの雰囲気にあった高級感をデザインでプラスします。明朝体とゴシック体のどちらを使うかなども、料金設定に合わせて決めています。

・推しメニューで他店との差別化を

サロンプロモでは、ほとんどのサロン様に「推しメニューページ」の制作をオススメしています。たとえば「ヘッドスパ」と一言に言っても、全てのお店が同じ技術で施術していることはないはず。唯一無二の技術やサービスを、1ページで明確にアナウンスすることで、特に新規で美容室を探しているお客さんに向けて、想いや情報がしっかりと届けられます。

また、リラクゼーション系、頭皮や髪のお悩み解決のクリニック系か、という部分は、デザインのテイストに関わってくるので、深掘りしてお聞きしています。

【デザインテイストでイメージを共有する】

ここまでサロンの情報をお聞きした上で、最後にデザインテイストの話に入っていきます。デザインテイストのお話をすることで、サロン様と当方が抱くイメージの共有を、さらに深めることができます。

「デザイン」とは、もとを辿ると「問題を解決する手段」です。病院に例えるとわかりやすいのですが、同じ痛みでも「シクシク痛む」のか「ズキズキ痛む」のかをお医者さんが問診し、原因を解決していきます。デザイナーは、お医者さんのように、オーナー様が抱えている問題を解決し、良い方向に導いていく役割を担っています。

その上で最も大切なことは、デザイナーとオーナー様の認識を合致させること。オーナー様の求めることや解決していきたいことがきちんと共有できるようなお話し合いで方向性を絞っていきます。

まずは「可愛らしい感じか、ナチュラルか、ゴージャスか」といったわかりやすい単語でイメージを絞っていき、「ナチュラル」が希望であれば、その中でも「基本的にモノクロでシンプルにしていくけれど、高級感も出したいなら、ゴールドをサブの色味で使いましょうか」といった感じで、提案を交えてテイストを決定していきます。

サロンプロモでは、デザインの難しい専門用語を使わずに、わかりやすい言葉や単語を使い、イメージを擦り合わせていくことを大切にしています。

・ページ構成案(サイトマップ)作成

初回のお打ち合わせ後に、ページ構成を整理したサイトマップを作成し、ホームページに掲載する情報に漏れがないかをご確認いただきます。SNSや予約サイトとの連携なども書き込みますので、打ち合わせで決定した内容の整理としても役立ちます。

・デザイン作業

サイトマップを確認・了承いただけたら、いよいよデザイン作業に入ります。なお、この時点で手元にある原稿とお写真を手配・提供いただけると、制作がよりスムーズに進みます。サロンプロモは、サロン様にご協力いただき、二人三脚でホームページを作り上げていきたいと考えています。

・制作期間中は丁寧なやり取りを行います

2ヶ月の制作期間は、基本的にメールベースで、その都度担当デザイナーと確認を取りながら制作を進めていきます。メールでやりとりを行う理由は、お互いの齟齬がないようにするため。電話などで起きうる「言った言わない」の悲しい入れ違いや、認識のズレを防ぎ、サロン様にとっての理想的なホームページを作るため、テキストでログを残しています。メールでのやり取りは一見面倒に思えますが、「振り返りもできたり、きちんと要望が伝えられるので、広い目で見たときに良いですね!」というお声を多くいただいています。



次回は「ホームページができるまでのストーリー~デザイン編~」をお届けします。ホームページの顔となるトップページから、デザイン作業に取り掛かります。更新をお楽しみに!

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