新年も本を読もう。編集部おすすめの本〜自己啓発編〜

こんにちは、サロンプロモマガジン編集部です。昨年、読書の秋ということで編集部おすすめ小説・エッセイをご紹介しました。読書は知識と教養の宝庫。コミュニケーション力やリテラシーの向上、想像力を広げるなどのスキルアップだけでなく、感情移入などでリラックス効果にもつながります。美容師さんにとっても役に立つはず。筆者も読書の習慣をつけようと、2022年は年間50冊以上読破を目指しています! 今回は編集部メンバーがおすすめする、自己啓発系の本をご紹介します。
・ライフレッスン/エリザベス・キューブラー・ロス、デーヴィッド・ケスラー

医学博士で精神科医のエリザベスと、ホスピス・ケアのスぺシャリストのデーヴィッドが、死に直面した終末期患者と過ごす中で学び得た、人生に大切な「レッスン」を、実際の患者とのエピソードを軸に描く本です。「ほんものの自己」のレッスンから始まり、愛、人間関係、喪失、力、罪悪感、時間、恐れ、怒り、遊び、忍耐、明け渡し、許し、幸福、そして「最終レッスン」まで、全15章で構成されています。そしてどの章にも、生きていく上での本質的な言葉が出てきます。
たとえば、人間関係のレッスンでは「無意味な人間関係、偶然の人間関係などというものはない。(中略)出あうすべての人が、わたしたちに幸福や争いや不幸をもたらす可能性をもっている。どんな相手でも、予想もしなかったほどすばらしい愛をもたらす可能性をもっているのである」、時間のレッスンでは「好むと好まざるとにかかわらず、ものごとは変化する。人生のほとんどのこととおなじように、変化はだれかの都合にあわせておこるのではなく、ただおこるのだ」。患者さんの話はリアルで、死を受け入れたからこそ至る考え方の純粋さと深さにハッとさせられます。「自分がもし今死んだら後悔しないか?」と考えさせられて、思考を見直すヒントがもらえます。私にとっては人生のバイブルです。(ライター久保田)
・がまんをやめる勇気/平木典子

言いたいことが喉まで出かかっているのに、高圧的な人の前ではつい飲み込んでしまう人、理解のないパートナーを持った人、高圧的な上司や非協力的な部下を持つ人などが、現在のがまん型の生活スタイルから自分らしい人生に変えていくために大切なことを伝える1冊です。本書では、アサーショントレーニング(自分も相手も大切にする自己表現・コミュニケーション方法)の第一人者である著者が、日本人の気質「がまん」に光を当てながら、その構造を解きほぐし、アサーショントレーニングによる解決方法を教えてくれます。もともと私自身、相手に嫌われないか、相手を傷つけてしまわないか、と考え過ぎてしまい言いたいことを我慢するタイプでした。しかし、この本を読んでから、相手の気持ちを考えながらも、自分の気持ちや考えや信念を、その場にふさわしい方法で表現することの大切さを知り日々実践しています。(デザイナー岸本)
・嫌われる勇気/岸見一郎、古賀史健

元々アドラー心理学に興味があったのでネットで調べたりしていたのですが、こちらは自分を知るきっかけを与えてくれた1冊でした。現代の日本人には少し受け入れ難い部分もあるかと思いますが、人に期待しすぎることで疲れてしまったり、他人と比較して落ち込んでしまったりと、過去の自分の考え方が自分自身を苦しめる原因だったことを教えてくれました。この本だけが全てではありませんが、新しい1歩を踏み出す勇気が欲しい方には読んでもらいたいと思います。(デザイナー大北)
・パリジェンヌ流 今を楽しむ! 自分革命/ドラ・トーザン

国際ジャーナリストで、5ヶ国語を操る生粋のパリジェンヌ、ドラ・トーザンさんの書籍。パリジェンヌの考え方で生きると楽です。「常に好奇心旺盛でいる=好奇心と向学心は若さの秘訣」など……幸せに生きるライフスタイル術を教えてくれます。日本人の生き方を窮屈に思う人、もっと、気軽に生きてみたい人にオススメです。(デザイナー佐藤)
・しいたけ.の部屋 ドアの外から幸せな予感を呼び込もう/しいたけ.

今をときめくしいたけ.さんの占いではなく、敢えてジャンルで分けると自己啓発系の本。しいたけ.さんは感覚でわかっていることを1番最適な言葉に置き換える天才だなと思っています。時に「どういう意味?」と思うこともあるのですが、文面をそのまま解釈しようとすると訳が分からない時ほど「キタキタ! しいたけ.ノってるな!」とうれしくなります。そして個人的にはその方が伝わってきます(笑)。 基本的には「いつだってそれくらい力を抜いてていいんだよ」ということなのかもしれません。(デザイナー小島)
・反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」/草薙龍瞬

ブッタの教えを元にした、感情のコントロール方法や考え方の本です。ベストセラーとのことで読んでみました。簡単に言うと「嫌なことがあってもスルーしましょう」という内容です(笑)。ただ、無の心(スルースキル)を身につけすぎると人生の感動が薄れそうだなとも思い、私にはあまり合いませんでした……(笑)。でも日頃、感情的になりすぎる方にはあっているかもしれません。ある意味仏教の勉強にはなるので、その点は読んでいて面白かったです! 合う人には合う1冊だと思います。(デザイナー小川)
いかがでしたか?内面的な悩みを解決したり、思考方法を学んだり知ることができるのが自己啓発本の良いところ。ぜひ参考にしてみてくださいね。