美容師さんの休日の過ごし方〜都市型水族館『atoa』に行こう3〜

こんにちは、サロンプロモマガジン編集部です。月曜日や火曜日にお休みが多い美容師さんに向けて、充実の休日の過ごし方を提案する「美容師さんの休日の過ごし方」。今月は、神戸にオープンした話題の都市型水族館『atoa（アトア）』をピックアップ中。前回までの記事で1F、2Fと順番にきて、今回は3Fにある「FOYER／探究の室」「MIYABI／和と灯の間」「PLANTS／奇跡の惑星」「GALLERY／探求の回廊」をご紹介。美しい魚たちの姿や、atoaの掲げる「アクアリウム x アート」の真髄、好奇心がくすぐられる体験型展示など、盛りだくさんの内容を写真たっぷりでお届けします。

・「FOYER／探究の室」

3Fへの階段 or エレベーターを上がると「FOYER／探究の室」にやってきます。

「atoaへの興味を喚起するコミュニケーション空間」とあります。まさに知的好奇心をくすぐられるのが、3Fフロア。

カーブを描いて頭上までせり出す変わった形のオーバーハング水槽が印象的。全長の大きな巨大魚や、カピバラも。この日はカピバラは4Fでのんびりしていましたが、運が良ければ泳ぐ姿が見られるのかも。

上を見上げると、なんだか幻想的。まるで自分も水槽の中にいるようです。

右手の水槽には熱帯魚の王様と言われるディスカスが。

左手の壁面には、アンモナイトの殻を半分にしたスライスカットの写真や台風の目など、自然界が創り出す「生命の螺旋」の写真が美しい額におさまり、アート作品のように展示されています。

アジロアロワナの水槽。

上部がオープンになった水槽には、マレーハコガメと、淡水でのみ生息するドット柄のエイ・ポルカドットスティングレイがいます。

鮮やかなブルー、イエロー、レッドカラーや、キリン柄といった個性的な模様の魚たち。キルビルみたいなカラーリングの魚もいました。ファッショナブルで見ていて飽きません。

「microEYE」という大きな顕微鏡。

貝殻の標本を置くと……

モニターに大きく映し出されます。骨格標本や書籍も置いてあり、生き物の生態について学びながら触れることができるコーナーになっています。

そして、壁面に描かれた大きな蛸の絵。タイトルは「蛸富士」これはMr.Amazerという、海の生き物や動物などの生き物迷路を専門に描くアーティストの作品。迷路を通して、鑑賞者とアート作品の間にコミュニケーションが生まれ、新しい気づきや体験をもたらしてくれるそう。ぜひ、S（スタート）からG（ゴール）を目指してみてください！

・「MIYABI／和と灯の間」

蛸富士の迷路を抜けると、次は「MIYABI／和と灯の間」へ。

そこに広がっているのは、和の空間。赤い太鼓橋、お堀、歌舞伎の舞台を思わせるような休憩処。

雅な音楽に合わせて、空間全体が光と映像で彩られます。

足元にも風流な映像が映し出されます。足元はガラス張りになっていて、鯉が泳いでいることがわかります。

この演出は、光の切り絵作家・酒井敦美さんとのコラボレーション。オリジナル作品「にほはしき時の巡り」で、日本の四季折々の情景が、空間一体を鮮やかに幻想的に飾り立てます。

壁には真っ白な紙で作られた花々が咲いていて、映像を立体的に見せているのだとわかりました。春・夏・秋・冬と順にテーマが変わりながら映し出される映像は本当に美しくて、優雅に泳ぐ鯉たちの姿とあいまって、いつまでも見ていたくなりました。

「アクアリウム x アート」の名にふさわしいのが、まさに百花繚乱とも言える金魚たち。

江戸時代に金魚ブームが巻き起こり、観賞用として多くの鑑賞金魚が生み出されたと言われています。ゆらゆら舞い泳ぐ金魚たちをゆっくり見てみてください。

室内には、鯉のえさが販売されています。ガチャガチャで200円。せっかくなのであげてみます。

綺麗な錦鯉がめちゃくちゃ寄ってきました。

錦鯉の勢いに少しおびえる編集部メンバー。

・「PLANTS／奇跡の惑星」

「MIYABI／和と灯の間」だけでもかなり満足感がありましたが、続いては「PLANTS／奇跡の惑星」。

遊園地のアトラクションみたいな雰囲気の入り口。

メインはこちら！ 日本最大規模の球体水槽。ビジュアルのインパクトがすごい！

しばらく眺めていると、レーザーが飛び出しました。「atoa x 光の演出」として、宇宙から深海をイメージさせるレーザーパフォーマンス「AQUA UNIVERSE」のスタートです。

360°全方位からミストが吹き出し、レーザーと色とりどりの光を幻想的に包み込みます。光のベールに照らされる魚やサンゴ。なんだか不思議な感覚に襲われます。このパフォーマンスは常時数分おきに行われています。

他の水槽もどこか宇宙感があります。

このゾーンも、あまり見たことがない生き物がたくさんいました。お気に入りはシロボシアカモエビ。

・「GALLERY／探求の回廊」

そして3F最後のゾーンは「GALLERY／探求の回廊」。五感で感じる展示空間ということで、額縁にアートな仕掛け（デジタルアート・光と影・匂い・音）が五感を刺激してくれるとのこと！ 一体どんな仕掛けがあるのでしょうか。

通路の右側には、イソギンチャクやサンゴなどが展示されています。

ニモ。

通路の左側には、五感を刺激する仕掛けがずらり。こちらは「擬態」。自分の着ている洋服に魚が擬態してくれます！

こちらは「光と影」。オブジェを置くと見えてくる、影の形は……！？

そして、編集部メンバーでも物議を醸し出した（？）、「香」です。

「生きものの後ろ姿、かわいいお尻を眺めながら、普段は嗅げない匂いを楽しめます」
一体どういうこと？？

ペンギンのおしりがこちらを向いています。

ペンギンのお尻に顔を近づけると「放臭」！？勇気を出してやってみました。その結果は…………これは、体験してみた人しかわからないものです。ぜひ行ってお尻を嗅いでみてください。そして行ったら編集部に教えてください。
忘れられない記憶になること間違いなし！

最後はアマノガワテンジクダイというユニークな魚で締めましょう。


3Fは、学び、触れ、遊ぶことができる体験型のフロアでした。お尻の衝撃度が高いまま、最後のフロア4Fへ。次回もお楽しみに！

atoa
住所：〒650-0041 兵庫県神戸市中央区新港町7番2号
営業時間：10:00〜21:00（最終入場は閉館60分前まで）
料金：大人（中学生以上）2,400円／子ども（小学生）1,400円／幼児（3歳以上）800円／幼児（3歳未満）無料
※日時指定制。各種手帳割引あり。
休日：年中無休　※メンテナンス休館日あり
電話番号：078-771-9393
atoa公式HP：https://atoa-kobe.jp