春も本を読もう。編集部おすすめの本〜漫画編〜

コラム

こんにちは、サロンプロモマガジン編集部です。編集部メンバーのおすすめの本を紹介しているこのシリーズ、今回は漫画編です。王道の作品から話題の作品まで、編集部メンバーの趣味が表れたラインナップになりました。ぜひお客さんとの話のネタに、気になった作品はチェックしてみてくださいね。


・A子さんの恋人/近藤聡乃

画像出典元:https://onl.la/PHEx9Xt

29歳のえいこさんを取り巻く恋愛や友情が独特のテンポで描かれています。一見何も起こっていないようですが、それでもなにかが心に「残る」作品です。主軸はA子さんの恋模様について描かれますが、話が進むにつれて、登場人物それぞれの立場からみた人生の進め方や、周りへの思いが描かれるようになり、最終巻はとてつもなくグッときて泣きました。(デザイナー小島)

・D.Gray-man/星野桂

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人類の終焉を求めて「AKUMA」を造りだす千年伯爵と、神の力・イノセンスに選ばれた適合者であるエクソシストの戦いを描いた物語です。千年伯爵は、最愛の人を亡くして悲しみに暮れる人の体を材料にして、死者をAKUMAに改造します。AKUMAはエクソシストに救済されるまで人間を殺害し続けるので、自分をAKUMAとして生き返らせた、愛する人を憎んでしまうのです。悲劇の物語の中にいるキャラクターたちなのですが、明るくギャグも言ったりして、愛しさと感情移入が止まりません。特に、いつも徹夜で残業ばかりして「オレこのまま眠れんなら一生目覚めなくていいやぁ……」と冗談を言っているキャラクターが、AKUMAに攻撃されて「今生きられるなら一生残業でもいいやぁ……」と言って亡くなるシーンには涙が止まりませんでした。個人的に15巻の表紙が1番お気に入りです。(デザイナー大西)

・進撃の巨人/諌山創

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ご存知の方も多い人気作品ですが、個人的にもどハマりした『進撃の巨人』をおすすめします。考えさせられる内容が好きで、キャラクターの個性も魅力的です。明るい内容ではないので、ハッピーな気分になりたい方には『あたしンチ/けらえいこ』がおすすめです(笑)。(デザイナー小川)

・メイドインアビス/つくしあきひと

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謎に包まれた大穴「アビス」を探索していく子供たちのファンタジー漫画なのですが、かわいいイラストとは裏腹に、ストーリーはとにかく切なく、救いようがないです。階層を降りていく毎に絶望的なお話が待っているのですが、冒険する子供たちの憧れと希望に目を輝かせて突き進む姿には、感動する場面もたくさんあります。この先何が待ち受けているのか全く想像がつかないので、毎回ヒヤヒヤしながらも続きが気になって仕方がないです。グロテスクな描写とショックを受ける展開が多いのですが、おすすめの作品です。(デザイナー大北)

・火の鳥/手塚治虫

画像出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B00JPXEAV8/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_0Q15MX72VTHKZS6QNX9Z

王道の作品ですが、人生観が変わる1冊なので、読んでいない方はぜひ1度読んでみてほしい作品です。「火の鳥」と呼ばれる鳥が登場し、火の鳥の血を飲めば永遠の命を得られるという設定のもと、主人公たちはその火の鳥と関わりながら悩み、苦しみ、闘い、残酷な運命に翻弄され続ける。という物語ですが、時代は古代から未来まで、舞台は地球から宇宙までと幅広く、どんな時代に生まれたとしても、人間の本質はこれっぽっちも変わらないことを思い知らされる作品です。火の鳥を読めば、日本史や世界史も、より身近に感じられるのではないかと思います。(デザイナー岸本)

・北北西に曇と往け/入江亜季

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北欧アイスランド島が舞台の漫画。車やモノと話ができる特殊な能力を持つ、17歳の探偵・御山慧が、依頼を通して様々な人と関わっていく物語。入江先生の絵がとにかく美しく、人物はもちろん、画面いっぱいに描かれるアイスランドの大自然の描写には、本当に息をのみます。通常の単行本よりも数倍大きな、ワイド版が発売されているのも納得です。ミステリ要素もあるので、推理ものが好きな方にもおすすめです。(ライター久保田)

・左ききのエレン/かっぴー

画像出典元:https://www.shonenjump.com/j/rensai/list/ellen.html

大手広告代理店を舞台にしたクリエイター群像劇で、ドラマ化・舞台化もされている『左ききのエレン』。「天才になれなかった全ての人へ」というコピーが刺さった人は多いのではないでしょうか。もともとは原作者のかっぴーさんが自分で描いたものをWEB媒体cakesで連載していましたが、現在は『少年ジャンプ+』でnifuniさんの作画でリメイクされて連載中です。ご紹介しているリメイク版は、絵が綺麗で読みやすいです。原作版になかったエピソードもあり。広告代理店の裏側を知りたい方や、ものづくりが好きな方にはおすすめ。キャラクターも魅力的です。ビジネス視点からも学びが多く、特に「集中力の質」の話は目から鱗です。また、原作版は絵は拙いですが、シンプルゆえにかっぴーさんの熱量がダイレクトに伝わってきます。展開が映画のようで、ゾクゾクしたのを覚えています。個人的には原作版もおすすめしたいです。(ライター久保田)

・イタズラなKiss/多田かおる

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最近は漫画をあまり読んでいませんが、『イタズラなKiss』はずっと好きな漫画。絵のタッチが好きで、読むとキュンキュンします。多田先生がお亡くなりになり、未完のまま終わってしまった作品。携帯電話がない時代の恋はとても純粋に感じます。私の中で、「壁ドン!」といえばこれです。いつまでも色褪せない「THE・元祖少女漫画」です。(デザイナー佐藤)

・タコピーの原罪/タイザン5

画像出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B09R9YL6Q8/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

万人受けする作品ではないので紹介するか迷いましたが、今話題になっているので取り上げてみます。『少年ジャンプ+』で連載中の『タコピーの原罪』が、すごいです。ほんわかした宇宙人と小学生の女の子のお話。端的に言うと、今流行りのタイムリープ+鬱漫画です。壮絶ですが、個人的には無垢であることの恐ろしさや、人にはそれぞれの正義と背景があること(悲しいですが……)に頭を巡らせるキッカケになりました。また、作中に何度も対比の構図が出てくるので、考察が捗る作品でもあります。軽い気持ちで読んでしまうと思わぬ展開に心がやられてしまう可能性もあるので、元気な時に読んでください。(ライター久保田)

いかがでしたか。傾向的に冒険活劇系が多かったのが編集部らしいな、と思いました(笑)。美容師の皆さんはどんな漫画がお好みですか?また編集部メンバーのおすすめ本を紹介していこうと思いますので、お楽しみに。

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