時短で終わらせよう! 忙しいサロンの大掃除

コラム

サロンさんにとって繁忙期の12月。営業最終日には年末の大掃除をされると思いますが、忙しくて大掃除にかける時間を作れないというサロンさんもいらっしゃるのではないでしょうか。普段掃除しないところまでピカピカにするには、やはりそれなりに時間がかかります。
だけど、「なるべく早く終わらせたい!」という方のために、時短でできる大掃除の方法をご紹介します!
毎日の掃除が行き届いていれば、大掃除に費やす時間も減らすことができますが、道具を使うのも1つの手。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.まずは早めに計画を立てる

大掃除を時短で終わらせるには、事前にスケジュールを立てることが最も大切です。お客さんの目に触れやすいエントランス、床、レジカウンター、シャンプー台、トイレなど、毎日掃除をしている場所は比較的汚れがたまりにくいと思います。それ以外で掃除しておきたい場所をリストアップしましょう。時間をかけて掃除する場所、軽い掃除で済ませる場所をあらかじめ把握しておきます。そしてスタッフの人数によりますが、いつ誰が何時間かけて担当するかを決めておくとスムーズです。

2.いらないものを捨てる

基本的にお客様をお迎えするスペースは、不要なものは少ないと思います。
バックヤードやスタッフ休憩室などで、1年以上使っていないものは思い切って捨ててしまいましょう。そうすると物が減って、掃除がしやすくなります。

3.掃除の順番を決め、道具を用意する

大掃除の順番は「奥から手前へ」と「上から下へ」が基本です。
先にエアコンや天井などの高い場所を掃除して、埃を落としきってから、最後に床を掃除するようにしましょう。

また、道具も事前に準備しておきましょう。

あると便利なのは
・マスク
・軍手、ゴム手袋
・雑巾
・新聞紙
・バケツ
・エプロン
・洗剤

です。

次は、掃除場所別に時短ポイントをお伝えします。

4.シャンプー台

水垢や湯垢、シャンプー、カラー剤の残りがつきやすいシャンプー台。
汚れ別に適切な方法で掃除を行いましょう。

・カラー剤
カラー剤がついた場合、基本的にすぐに洗い流していれば問題ありません。
万が一染みついてしまった場合は、『激落ちくん』などのメラミンスポンジで擦るか、漂白剤を塗って10分ほど放置して拭き取り、最後にもう1度浴室用洗剤でサッと掃除すればOKです。

・水垢、湯垢、シャンプー残り
シャンプー残りや石鹸のカス、皮脂汚れは時間が経てば経つほど汚れがたまり、落とすのが大変になってしまいます。毎日こまめに掃除するのが1番の時短への近道ですが、汚れがこびりついてしまった時は、研磨パッドサンドペーパーなど研磨剤が入った掃除道具でこすり落とすか、酸性の洗剤を使いましょう。

今やお掃除の味方として有名な重曹クエン酸も、水垢や石鹸カスをはじめとするアルカリ性の汚れを綺麗に取ってくれます。特に排水溝の掃除にはうってつけ。
重曹は水に溶けにくく粒子が細かいので、表面を傷つけずに汚れだけを取り除く研磨剤として使えます。
弱酸性のクエン酸は、皮脂や油などアルカリ性の汚れを中和して落としてくれます。水に溶けやすい性質があるので、水に溶かしてクエン酸水として使用します。

重曹の使い方

・粉末をそのまま使う
・重曹3:水1の割合で混ぜ、ペースト状にしたものを歯ブラシなどにつけてこする
・重曹を頑固な汚れに振りかけて15分放置後、クエン酸水をかける(発泡して汚れを落とす)

クエン酸水の作り方

水200mlに対し、クエン酸を小さじ1を入れてよくかきまぜる。スプレーボトルに移し、フタをしっかり締めて保管します。


また、こういった道具を使うのも1つの手です。

画像出典元:https://marna.jp/product/w637/

すみずみ消しゴム
洗剤で落とせない頑固な水垢や黒サビなどを、消しゴムで消すように磨けるクリーナー。
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5.椅子

素材が合皮やレザーの場合は、埃を取ってから中性洗剤をお湯で薄めて拭き、もう1度乾拭きしましょう。
布張りの場合、ブラッシングするか、掃除機で埃を取りましょう。水拭きは厳禁です。

背もたれの隙間などの埃を取るのに便利なのが、ゲル状クリーナー
車内やPCのキーボードのホコリを取るためのグッズですが、リモコン、液晶画面、イヤホンやファンなど、あらゆる隙間に入り込むので、幅広い用途に使えます。
たとえば重曹を振りかけて汚れを取り、その重曹をゲル状クリーナーでキャッチするという使い方もできます。
中にはウイルスもキャッチしてくれる商品もありますので、コロナウイルスやインフルエンザの感染予防対策にもぴったりですね。

画像出典元:https://amzn.to/3oMQmAD

Super clean
小さな隙間の埃をキャッチする、スライム状ゲルクリーナー。
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6.窓ガラス

お店の顔とも言える窓ガラス。やはりピカピカにしておきたいですよね。ですが、大掃除の中で1番キツいとも言える場所だと思います。冬の掃除は寒いし、結露で濡れているし、大きな窓だと面積も広い。洗剤をつけて水で濡らした雑巾や新聞紙で一生懸命拭くのも時間がかかり、腕や肩が痛くなってしまいます。
そこで頼りたいのが、ドイツのケルヒャー社製『窓用バキュームクリーナー WV 1 プラス LR』です。


画像出典元:https://www.kaercher.com/jp/home-garden/window-vacs/wv-1-lr-16332240.html

1935年にドイツで創業したケルヒャー社は、世界最大手の清掃機器メーカー。
世界約190カ国で愛用されています。
『WV 1 プラス LR』は窓やガラス、鏡などを簡単に綺麗にできるコードレスの窓用バキュームクリーナーです。窓掃除のみならず、お風呂の水滴取りや冬場の結露取りにも活躍してくれます。
サロンの鏡、ガラステーブル、タイルにも使えるのでとても便利!
ただ、充電に時間がかかる(100分)、使用時にドライヤーや掃除機ほどの音が鳴るので注意です。

『WV 1 プラス LR』を導入して「窓掃除が楽しくなった! 掃除時間が30分短くなった!」というサロンさんの声も。
7500円程度で購入できるので、試してみる価値はあるのではないでしょうか。

特徴
・コンパクトで軽量なハンディサイズ(本体質量0.5kg)
・バキューム機能で水ダレや拭き後を残さずしっかり吸引
・ワイプパッド付きスプレーボトルで洗浄剤を塗り広げられる
・倒れにくいデザインのスプレーボトル
・手を汚さずワンタッチで交換できるワイプパッド
・充電式でコードレス。1回の充電でおよそ25分間の連続使用が可能
・アフターサービスあり


公式HP:https://www.kaercher.com/jp/home-garden/window-vacs/wv-1-lr-16332240.html

3.床

カットした髪の毛を掃くのは毎日の業務なので、こまめに掃除されているサロンさんが多いと思いますが、やはりカラー剤やパーマ剤など、薬品が床に垂れてしまったり、汚れが蓄積していくもの。年に1度はピカピカにしましょう。床の材質によってはワックスをかけるのも良いでしょう。その場合は業者さんに頼むと楽ですね。

普段はホウキや掃除機を使って掃除をされていると思います。大掃除の時は、もう少し細かく床全面が見えるようにワゴンや椅子をどけておき、徹底的に掃除機をかけましょう。そして『激落ちくん』で一気に力を入れて拭きます。

画像出典元:https://www.lecinc.co.jp/item/genre/gekiochi/4903320482289/

セスキの激落ちくんシートフローリング用
「セスキ炭酸ソーダ」と「アルカリ電解水」が配合されたお掃除シート。皮脂汚れをすっきり落とします。
公式HP:https://www.lecinc.co.jp/item/genre/gekiochi/4903320482289/


カラー剤が床に染みついている場合は、メラミンスポンジを水に含ませてこすりましょう。メラミンスポンジで落ちない場合は、漂白剤を塗り、キッチンペーパーで湿布をして、5~10分放置した後拭き取ればOK。

ただし、床材によっては漂白剤と相性が悪い場合もありますので、1度見えない所で試してから使った方が安心です。漂白剤を使う際は手が荒れないよう、ゴム手袋をすることをおすすめします。
床は面積が広い分、掃除に時間がかかる場所です。なるべく早く掃除を終わらせるには、日頃の掃除とメンテナンスが何よりも大事。業者に数ヶ月に1度、定期清掃を頼むのも良いでしょう。


いかがでしたか?
繁忙期のサロンさんにとって、大掃除は大仕事。早めにスケジュールを考えて、便利な掃除グッズを取り入れるなどして、効率よく終えられるようにしましょう!

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