ついに開館した大阪中之島美術館、観るべき展覧会が続々決定

コラム

2022年2月2日、大阪中之島美術館がオープンしました。構想から40年、準備室開設から30年という月日を経て開館した、大阪の新しいシンボルであり、ランドマーク。中之島はサロンプロモマガジン編集部の事務所からも近い距離なので、なんとなく親近感がわきます。今回は大阪中之島美術館の概要や、現在開催中の展覧会、今後開催される展覧会をご紹介します。

水都・中之島にある、大阪中之島美術館

大阪中之島美術館の構想は、大阪の実業家で美術コレクター・山本發次郎の遺族が、大阪出身の洋画家・佐伯祐三の作品31点を大阪市に寄贈したことに端を発します。その後1990年に準備室が開設され、コレクション収集を本格的に開始。

約30年かけて、洋画、日本画、海外の近代絵画、現代美術、版画、写真、彫刻、デザインなどの領域で、6,000点以上の所蔵品をコレクションするまでに拡大しました。また2012年には、「サントリーミュージアム天保山(2010年閉館)」から、約1万8,000点ものポスターコレクションを寄託品に加え、世界有数のデザインコレクションが作られました。

施設は5階建て

国立国際美術館のお隣、堂島川のそばに建つ、大阪中之島美術館。外観は真っ黒でインパクト抜群。遠藤克彦建築研究所による設計で、地上5階建てです。

1階と2階は、チケットがなくても無料で入れるゾーン。高い吹き抜けと開放感のある空間に圧倒されます。1階にはショップ(2022年春開業)・レストラン(2022年春開業)・ホール・ワークショップルーム・会議室があり、イベントが開催されることも。

2階にはチケットカウンター・親子休憩室・アーカイブズ情報室・ミュージアムショップがあります。ミュージアムショップ『dot to dot today』では、自由な視点でセレクトしたプロダクトや、大阪にゆかりのあるアーティストとのコラボグッズなどが販売されています。

作家さんコラボのポストカードを購入しました! 大阪中之島美術館の所蔵コレクションの中から厳選された10作品と、10名の作家さんとのコラボレーション。

「現代作家10名が傑作10点をそれぞれの視点、スタイルで表現。各作品ごとに、用紙や印刷方法、サイズにもこだわりました」とあって、全てハイクオリティで印刷方法も凝っています!筆者のお気に入りは「浅野ペコさん x 佐伯祐三」「玉村聡之さん × マリー・ローランサン」「中島ミドリさん × キスリング」写真では伝わらない実物の魅力!ぜひ手に取っていただきたいです。

2022年春には、デンマーク発インテリアプロダクトブランド『HAY OSAKA』のショップと、大阪の名店「リュミエール」をはじめ数々のレストランを展開するリュミエールグループの新業態として、「美と健康」のフランス料理屋『lerestau K’art(ルレストカール)』とカフェレストラン『Musée KARATO(ミュゼカラト)』が開業予定です。展覧会のチケットを持っていなくても入れるので、気軽に訪れたいですね。

 ヤノベケンジ『SHIP’S CAT (Muse)』(2021)

2階からは、屋外の芝生広場へ続く出入り口も。芝生広場には、ヤノベケンジ作、旅の守り神「SHIP’S CAT」シリーズの『SHIP’S CAT (Muse)(2021)』がシンボリックに佇んでいます。

4階と5階は展示室。展示室へは2階のチケットカウンターを通り、建築空間を斜めに横切る長いエスカレーターで上がります。それでは現在開催中の展覧会今後開催される展覧会をご紹介します!

⼤阪中之島美術館 開館記念 Hello! Super Collection 超コレクション展 ―99のものがたり―
2022年2月2日(水)~3月21日(月・祝)

画像出典元:https://nakka-art.jp/exhibition-post/hello-super-collection-2/

こけら落としとなる展覧会は、『Hello! Super Collection 超コレクション展 ―99のものがたり―』。6,000点を超える大阪中之島美術館コレクションの中から約400点の作品を、4階と5階のフロアを使って展示しています。コレクションの出発点となった「山本發次郎コレクション」をはじめ、初期に寄贈された「田中徳松コレクション」「高畠アートコレクション」、モディリアーニやダリ、ゲルハルト・リヒター、バスキア、草間彌生など、近代・現代美術の代表的な作品がずらり。また、サントリーポスターコレクションからはロートレックやミュシャなど、19世紀末に活躍した有名な作品や、大阪市が収集してきた希少な家具コレクションも展示されています。筆者も訪れましたが、展示点数が多いので、じっくり見たい人は4時間は確保しましょう!

公式サイト:https://nakka-art.jp/exhibition-post/hello-super-collection-2/


開館記念特別展 モディリアーニ ─愛と創作に捧げた35年─
2022年4月9日(土)~7月18日(月・祝)

画像出典元:https://modi2022.jp

4月から開催されるのは、エコール・ド・パリ(20世紀前半にパリで活動した外国人画家たち)の一員として、ピカソや藤田嗣治などと共に活躍した、イタリア出身のアメデオ・モディリアーニの展覧会です。モディリアーニの人物画は、アーモンド型の眼や細長い首が特徴です。病により、わずか35歳で亡くなるまで精力的に描き続けました。『モディリアーニ ─愛と創作に捧げた35年─』は、国内外で所蔵されるモディリアーニ作品約40点を中心に、同時代のパリで活躍した作家の作品も展示されます。

公式サイト:https://modi2022.jp


開館記念展 みんなのまち 大阪の肖像
2022年4月9日(土)~10月2日(日)

画像出典元:https://nakka-art.jp/exhibition-post/osaka-portrait-2022/

モディリアーニ展と同時期からはじまるのは、『みんなのまち 大阪の肖像』展。大阪をテーマに、大阪中之島美術館のコレクションを中心に、大阪府市内外の博物館・美術館や企業などからの出品を加えて、大阪の魅力を広く深く掘り起こす展覧会です。戦前までを[第1期]とし、7月3日(日)まで4階展示室で、戦後から現在までを[第2期]として、8月6日(土)~10月2日(日)まで5階展示室で展示されます。大阪に馴染みのある人にとっては、懐かしさも感じるのでは。

公式サイト:https://nakka-art.jp/exhibition-post/osaka-portrait-2022/


展覧会 岡本太郎
2022年7月23日(土)~10月2日(日)

画像出典元:http://taro2022.jp

7月23日(土)~10月2日(日)までは、今も万博記念公園に残る『太陽の塔』で有名な芸術家、岡本太郎の大回顧展が開催されます。岡本太郎の代表作を網羅しつつ、これまであまり注目されてこなかった晩年の作品なども紹介しながら、その生涯をたどる展覧会。大阪のあとは東京、愛知に巡回します。

公式サイト:http://taro2022.jp


特別展「佐伯祐三 ―自画像としての風景」
2023年4月15日(土)~6月25日(日)

そして、早くも来年の展覧会が発表されました。国内最大級の佐伯祐三コレクションを誇る、大阪中之島美術館で待望の佐伯祐三展が、来春4月15日(土)~6月25日(日)まで開催されます。佐伯祐三が描いた「大阪」「東京」「パリ」の3つの街に焦点を当て、佐伯祐三のホームと呼べるこの美術館で、彼の代表作約120点を一堂に会します。佐伯祐三ファンは見逃せません!

公式サイト:https://nakka-art.jp/press-post/saeki/



いかがでしょうか。大阪中之島美術館ならでは、大阪ならではの企画展が目白押しです。まだ行ったことのない方は、ぜひ行ってみてくださいね。


大阪中之島美術館
住所:〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4-3-1
開館時間:展示室 10:00~17:00(入場は16:30まで)/ショップフロア 詳細未定
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日) ※2022年3月21日(月)は除く

アクセス:
[電車]
・京阪中之島線 渡辺橋駅(2番出口)より南西へ徒歩約5分
・京阪淀屋橋駅(7番出口)より土佐堀川を越え西へ徒歩約15分
・Osaka Metro四つ橋線 肥後橋駅(4番出口)より西へ徒歩約10分
・Osaka Metro御堂筋線 淀屋橋駅(7番出口)より土佐堀川を越え西へ徒歩約15分

・JR大阪環状線 福島駅/東西線 新福島駅(2番出口)より南へ徒歩約10分
・JR大阪駅より南西へ徒歩約20分

・阪神福島駅より南へ徒歩約10分
・阪神梅田駅より南西へ徒歩約15分

・阪急梅田駅より南西へ徒歩約20分

[バス]
大阪シティバス JR大阪駅前より53号・75号系統で「田蓑橋」下車、南西へ徒歩約2分
※帰りのJR大阪駅方面最寄バス停は「渡辺橋」

公式URL:https://nakka-art.jp

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