美容室の採用にひと工夫! 動画とホームページの活用法

クリエイティブ

こんにちは、サロンプロモマガジン編集部です。今年も新卒の採用活動が始まりましたね。皆さんはどのように採用活動を行っていますか?最近は採用に動画を使うことがスタンダードになってきています。今回は、「採用には動画とホームページをうまく組み合わせることが有効だよ」、というお話です。動画のメリットやホームページの役割を理解して活用し、サロンに来てほしい人材を効果的に引き寄せましょう。

■採用動画のメリット

採用動画は、ホームページのトップページに使うような通常のサロン紹介ムービーとは少し異なります。サロンの紹介ももちろん入れ込みますが、オーナーやスタッフのインタビューや、サロンワークの様子なども撮影します。具体的に、採用動画では何を伝えることができるのでしょうか。

・サロンの環境、雰囲気がイメージしやすい

動画は、視覚と聴覚から情報が入ってくるため、文章や静止画よりも多くの情報が伝わります。動きや音声を通してサロンの雰囲気も伝わりやすくなり、求職者にサロン、すなわち未来の職場がどんな環境なのか、とにかくイメージしてもらいやすいのです。

・スタッフの人柄が短時間でダイレクトに伝えられる

写真や文章だけでは伝わらないコンセプトや、サロンで働く人の雰囲気、話し方、佇まい、人柄を、動画ではダイレクトに伝えることができます。求職者は、どんな人が働いているのかを知ることができ、安心感につながります。スタッフの生き生きとした表情や、真剣に切磋琢磨する姿を見て、「このサロンで働きたい!」と感じてもらえるので、採用後のミスマッチ防止にも役立ちます。そして、自ずと他のサロンとの差別化がはかれます。

・SNSでの発信に活用できる

InstagramやTikTok、Facebookなど、SNSに採用動画を活用できます。それにより、会社説明会やサロン見学の代わりを果たしてくれるため、会社説明会を行う費用と手間が減少し、採用経費のコストダウンにもつながります。


■ホームページのメリット

続いてはホームページについて。ここで言うホームページとは、リクルートに関するサイトやページのことです。ホームページは、動画とはまた違った情報を伝えることが可能です。どんなメリットがあるか具体的に見ていきましょう。

・情報を随時更新できる

会社概要・募集要項・福利厚生など、求職者がしっかりと把握するべき情報は、論理的に解釈できる文章で説明するのが効果的です。教育システムなどは、写真や図を用いて説明することも可能。また、ホームページであれば、その都度更新することができます。

・簡単に情報を見返すことができる

何かの情報を確認したい時、動画だとそのポイントまで再生したり巻き戻したりしなければなりませんが、ホームページであれば、ページにアクセスしてスクロールするだけ。情報を簡単かつ冷静に見返して、確認できます。

・応募フォームで、エントリーまでワンストップ

応募フォームをホームページ上に設置すれば、エントリーやお問い合わせまでの動線もスムーズです。

・信頼感が得られる

SNSで採用活動を行うサロンも増えていますが、やはりきちんとしたホームページは、訪問者に安心感を与えます。求職者本人だけでなく、美容学生の親御さんにとっても安心材料のひとつになるため、サロンとしての信頼感が高まります。


■サロンプロモが手掛けた実例(奈良・y’s様)

ここで、サロンプロモが実際に制作した事例をご紹介します。奈良県にあるy’s(ワイズ)さまは、毎年新卒採用に力を注がれています。ブランド力に加えて採用動画とリクルートサイトもうまく活用して、希望通りの人材を採用することを成功させている美容室。サロンプロモとも長いお付き合いで、3年連続で新卒採用ツールをお任せいただいています。y’sさまの事例をもとに、サロンプロモの動画制作のポイントと、ホームページの活用方法をご紹介します。

・サロンプロモが動画を制作する際に心がけている5つのポイント

1.動画全体を通して、サロンのコンセプトに沿った動画にすることで、サロンの雰囲気やスタッフの人柄を伝えます

2.サロンがナチュラルテイストなら、動画も優しい雰囲気にしたり、サロン本体のホームページとの違和感が生まれないように、バランスを考慮します

3.場面展開やBGMなど、しっかりと編集を入れて飽きのこない構成にします

4.あまりにも長い尺の動画は最後まで見られないので時間配分にも気をつけています

5.募集要項や福利厚生など具体的な内容を組み込むと変更があった際に撮り直しが必要となるため、少なくともその年度は変更がないような構成にします

新卒採用の場合、求職者は動画に慣れ親しんでいる世代です。日常的に動画を「情報収集ツール」として利用しているので、文章よりも身近で好まれますが、効率的に情報を得たいという傾向があるため、長尺の動画は最後まで視聴されません。途中で離脱されないように時間配分は特に気をつけています。

また、採用動画内で募集要項や福利厚生を紹介すると、万が一変更があった場合や、次の年度は撮り直す必要が出てきます。修正費用がかかったり、スタッフを再動員したり、撮影時間を確保したりと、大変です。

・y’sさまのリクルートサイト、3つの活用ポイント

http://www.ys-nara-hair.com/recruit/index.html

1.採用専用のお問い合わせフォームを設置

y’sさまはサロンのホームページと別に、リクルートサイトを制作されています(サロンプロモにご依頼いただきました)。採用専用のお問い合わせフォームを設置することで、求職者からの問合せやエントリーを見逃さずにすみます。

2.父兄に向けたメッセージを掲載

求職者である美容学生の親御さんに向けたメッセージを文章で掲載。大切なお子様を預けるサロンが一体どんなサロンなのか、親御さんの抱える不安や心配を解消しています。動画で情報を得ることにあまり馴染みのない世代の方には、ホームページの文章でしっかりと伝えることで、動画との使い分けがうまくできている事例です。

3.教育システムや独自の技術をわかりやすく紹介

http://www.ys-nara-hair.com/recruit/education.html

入社からどのくらいでデビューできるのか、どんな技術が身に付くのか、y’sさまのスタイリスト育成システムを、写真とデザインでわかりやすく伝えています。


■サロンが採用動画を制作、ホームページを運用する時に気をつけるポイント

1.動画で伝えたいことを明確にする

やみくもにカッコ良い動画やオシャレな動画にしても、一体何を伝えているのかが求職者に届かないと意味がありません。サロンの強みや魅力など、求職者に伝えたいポイントをきちんと設定して、動画に盛り込みましょう。

2.採用したい人物像をはっきりと決める

動画は不特定多数の人に届けることができる分、「誰に届けたいか」という、ターゲットをしっかりと設定することが必要です。「どんな人に応募してきてほしいか」「一緒に働きたいのはどんな人か」を明確にすることが何よりも大事。それにより、求める人物の関心を引く動画を作ることができます。新卒や中途採用など、それぞれの対象者によって求めるものは違うはず。サロンの何を1番に打ち出すか、スタッフみんなでしっかり相談しましょう。

3.ホームページの更新担当を決めておく

ホームページを更新するには、誰か作業する人が必要です。それを制作会社に任せるのか、自分たちで行うのかを決めておきましょう。採用関係の更新を行う「採用担当者」をスタッフの中で任命しておくのもおすすめです。ちなみにy’sさんの場合、更新はサロンプロモが行っています。


■採用動画とホームページを組みわせるメリット

・動画だから伝えられる「リアルな雰囲気や生の声」
・ホームページだからできる「素早い情報更新と信頼感」

お互いの不足を補い合うことができるのが、採用動画とホームページの両方を活用するメリットと言えます。動画とホームページの役割をしっかり理解して、うまく双方を活用することで、サロンの採用活動を円滑に回していきましょう!

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