音楽で雰囲気を演出。サロンで流すオススメBGMと注意点

コラム

居心地の良い美容室とは、どんなものでしょうか。
親切で丁寧な接客、落ち着いたテイストのインテリア、安心して任せられる高いサロン技術、行き届いたサービス。もちろんどれも正解です。

ですが、居心地の良い空間に欠かせない要素の1つにBGMがあります。
無音だとお客様との会話が途切れた瞬間、なんだか気まずい空気になってしまいますが、サロンにマッチした音楽を流すことでリラックスできる雰囲気を作り、お客様にくつろいでもらうことができます。オススメのジャンルを紹介しますので、ぜひお店に合ったBGMを流してみてください。

ただし、ここで忘れてはいけないのが著作権。
美容室に限らず店舗でBGMを流すには、著作権問題が絡んできます。自分で購入したCDや、ダウンロードした楽曲を流すのにも、JASRACに著作権の使用料を支払わなければなりません。“自分で買ったものなのに?”と思うかもしれませんが、なぜ使用料が必要なのか、あわせて見ていきましょう。

著作権とは?JASRACとは?

まず、著作権とは何なのか。音楽や映画、美術、アニメ、小説などを、“著作物”と呼びます。
そして、著作物を創作した人を“著作者”、著作者に対し、法律によって与えられる権利を“著作権”といいます。

著作権は、著作権法上、文化の発展に寄与することを目的に、人々が著作物を公正に利用できるように配慮しつつ、著作者の権利を保護するために認められた権利です。

引用元:JASRAC https://www.jasrac.or.jp/contract/trust/index.html

日本では、著作権は作品を創作すると同時に自動的に発生します。登録などの手続きは一切必要ありません。
作品を創作すれば、子どもでも大人でも、プロでもアマチュアでも関係なく著作権は発生し、著作者の死後70年が経過するまで保護されます。

引用元:JASRAC https://www.jasrac.or.jp/contract/trust/index.html

そして、著作権を管理する民間の団体が、JASRAC(日本音楽著作権協会)です。
作詞者や作曲者、演奏者は、CDを出したり出版するために、著作権を音楽出版社に譲渡します。その音楽出版社がJASRACに著作権管理を委託します。これにより、JASRACが著作者の代わりに著作権の手続きの窓口を担っているというわけです。著作権法では、音楽を利用するにあたり、事前に作詞者・作曲者・音楽出版者など著作権者の許諾を得る必要があると定められています。

使用料はなぜ支払うの?

個人で購入したCDは、個人で楽しむ分には問題ありませんが、店舗で流す場合は商用利用になるため、楽曲の著作権使用料が発生します。JASRACに支払われた使用料は、管理手数料を控除した上で著作権者に分配されます。

お店などにおいて、携帯音楽プレイヤーやCDプレイヤー、PCなどを使ってBGMを流したいと思ったら、JASRACに手続きを行わねばなりません(有線放送など、有線音楽放送会社が既に著作権利用手続きを済ませている場合は手続きは不要です)。

このことを知らずに手持ちのデバイスなどでBGMを流し、使用料を支払っていなかったためにJASRACから法的措置が取られ、民事調停になったケースがあります。(たびたび美容室を主な対象として一斉調停申立を行なっているようです)
参考:https://www.jasrac.or.jp/release/16/06_1.html

年額使用料は、500m2までの店舗面積のお店で、6000円程度。
著作権侵害で法的に訴えられてしまっては、お客様の信頼も落としてしまいかねません。
最近では、著作権使用料の手続きが不要なBGMアプリも登場しています。
きちんと知識をつけて、雰囲気の良いお店づくりにBGMを活かしましょう。

前置きが長くなりましたが、BGMにオススメのジャンルをご紹介します。

1.ゆったりリラックスできる、ハワイアン

南国の開放感とおおらかで明るい空気を思わせるハワイアンは、美容室のBGMにおすすめ。ウクレレの軽やかな音色は耳ざわりが良く、リラックスさせてくれます。ハワイアンは楽曲も豊富なので、飽きることなくBGMをチョイスすることが可能。インテリアもハワイアンテイストにあわせると、店舗イメージの統一感をはかることもできます。

2.癒し効果も高い、ヒーリングミュージック

ヒーリングミュージックとは、心理的な安心感を与えたり、気持ちをリラックスさせるために作られた音楽です。小鳥のさえずりや、波の音、川のせせらぎ、虫の鳴き声など、自然界にある一定のようでいて予測できない不規則なゆらぎを”1/fのゆらぎ”と呼びます。このゆらぎが、心地良さや快適さを感じさせてくれるそう。これは科学的にも証明されています。癒しを提供したいサロンさんは是非取り入れてみてください。

3.みんな大好き、王道ポップス

洋邦問わず、誰もが知っている王道ポップスや今流行りの曲は話のキッカケにもなりやすくおすすめです。ただ、日本語の歌詞は情報量が多くなるため、非日常の空間としては少し繁雑な印象を与えてしまうかもしれません。英詞であれば(人によりますが)歌詞の意味を気にせず聴くことができるので、お店のイメージにあわせて楽曲を選んでみてください。

4.楽器で印象が変わる、インストゥルメンタル

インストゥルメンタルとは、歌やラップの入っていない音楽のことをいいます。よって、BGMや、勉強や集中したい時などにもおすすめ。ジャンルはロック、ヒップホップ、ジャズ、ハウス、オーケストラ、民族系など、幅広いですし、サウンドの展開が個性的なアーティストも多く、知れば知るほどおもしろい音楽です。楽器の種類によって大きく印象が変わりますので、好みのアーティストを探してみてください。

5.著作権手続きが必要ない、ラジオ

最後にご紹介するのはラジオ。話題作りにもってこいですし、ちょうどよい塩梅で聞き流すことができます。AMやFMなどをそのままBGMとして流す場合は、著作権の手続きは必要ありません。
ただし、インターネットラジオの場合は手続きが必要なので要注意。
参考:https://secure.okbiz.okwave.jp/faq-jasrac/faq/show/240?site_domain=jp



著作権は少し複雑ですが、美容室の運営にとっては非常に重要です。
きちんと手続きを済ませた上で、どんなお客様にご来店いただきたいか、どんな印象をもってもらいたいかという点に着目し、BGMをうまく活用してください。

Salon’s Promoでは2010年の創業以来、230サロン以上のホームページ制作やサロンツール制作のお手伝いをさせていただいております。
著作権手続きの必要がない、USEN(有線)音楽放送の取次サービスも行なっております。
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