ポーラ美術館 2022年 企画展スケジュールのご案内

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公益財団法人ポーラ美術振興財団ポーラ美術館(神奈川県・箱根町)は、 2002年9月6日の開館以来、 ポーラ創業家2代目の鈴木常司が収集したコレクションを公開し、 収蔵品を中心とする企画展の開催や、 遊歩道の整備と開放、 野外彫刻作品の設置、 体験型の企画の開催、 ラーニング・プログラムの実施など、 活動を広げてきました。 近年では従来のコレクションに加えて、 20世紀から現代までの美術の展開を跡づけるために重要な作品の収集を行っています。
開館20周年となる2022年は、 当館のコレクションの現在をご紹介する「モネからリヒターへ―新収蔵作品を中心に」、 歿後50年となるピカソの画業を振り返る「ピカソ 青の時代を超えて」を開催します。

■ポーラ美術館開館20周年記念展「モネからリヒターへ―新収蔵作品を中心に」
会期:2022年4月9日(土)~2022年9月6日(火)

ゲルハルト・リヒター 《抽象絵画(649-2)》 1987年 油彩/カンヴァス ポーラ美術館 (C) Gerhard Richter 2021 (05102021)
クロード・モネ 《睡蓮》 1907年 油彩/カンヴァス ポーラ美術館

本展覧会は、 鈴木常司が収集したコレクションと、 近年に新収蔵した作品を合わせて紹介する初の機会となります。 企画にあたり、 主要なテーマを「光」としました。 モネや印象派の画家たちは光の表現を追究しましたが、 リヒターなど現代の作家たちの作品にも、 光への強い関心がうかがわれます。 本展では、 当館のコレクションの「現在」を紹介するとともに、 美術館の未来とコレクションの可能性を探ります。 

会 場:ポーラ美術館 展示室1~5、 アトリウム ギャラリー、 森の遊歩道
主 催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
出品点数:絵画、 版画、 彫刻他 約110~120点(予定)

おもな出品作家:ベルト・モリゾ、 クロード・モネ、 ヴィルヘルム・ハマスホイ、 アンリ・マティス、 フェルナン・レジェ、 モーリス・ルイス、 ドナルド・ジャッド、 ジョアン・ミッチェル、 ゲルハルト・リヒター、 ケリス・ウィン・エヴァンス、 関根正二、 松本竣介、 斎藤義重、 白髪一雄

歿後50年 ピカソ 青の時代を超えて
会期:2022年9月17日(土)~2023年1月15日(日)

本展覧会は、 これまでポーラ美術館とひろしま美術館が、 バルセロナ・ピカソ美術館の協力により深めてきた作品研究をもとに、 ピカソの絵画制作のプロセスに焦点を当てる共同企画展です。 両館の絵画コレクションのほか、 国内外の貴重なコレクションを借用し、 20世紀の巨匠が遺した創造の軌跡に迫ります。 画家の原点である「青の時代」から、 実験的なキュビスムの探究、 さらに円熟期から晩年に至るまで、 91年の生涯を通して旺盛な制作意欲を絶やすことのなかったピカソ。 その絵画は歿後から半世紀を経てなお、 生きた表現の力を鮮烈に発揮し続けています。 
本展覧会は、 絵画芸術に生涯挑んだ「描く」ピカソをより身近に感じ、 その芸術を体感していただけるまたとない機会です。 

会 場:ポーラ美術館 展示室1、 3
主 催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館、 公益財団法人ひろしま美術館
出品点数:絵画、 版画、 彫刻他 約80点(予定)
おもな出品作家:パブロ・ピカソ、 ジョルジュ・ブラック、 ラモン・カザス、 サンティアゴ・ルシニョル、 イシドラ・ノネイ等

※本展覧会はひろしま美術館に巡回します。 [会期:2023年2月4日(土)~5月28日(日)]

【開催中の展覧会】
■「ロニ・ホーン:水の中にあなたを見るとき、 あなたの中に水を感じる?」
会期:2021年9月18日(土)~ 2022年3月30日(水)

ロニ・ホーン 《無題(「実際には、 巧みな恩恵がある。 」)》2018-2020年 鋳放しの鋳造ガラス
Courtesy of the artist and Hauser & Wirth (C) Roni Horn Photo: Koroda Takeru

本展は、 国内の美術館におけるロニ・ホーンの初個展となるとともに、 2002年の開館以来、 ポーラ美術館における大型企画展としては初めて、 同時代の作家を単独で取り上げる機会となります。 近年の代表作であるガラスの彫刻作品をはじめ、 1980年代から今日に至るまでの約40年間におよぶ実践の数々を紹介します。  

会 場:ポーラ美術館 展示室1、 2 森の遊歩道
主 催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
後 援:アメリカ大使館
協 力:Hauser & Wirth、 ヤマト運輸
特設サイト : https://www.polamuseum.or.jp/sp/roni-horn/

「モネ―光のなかに 会場構成:中山英之」
会期:2021年4月17日(土)~2022年3月30日(水)

クロード・モネ 《ルーアン大聖堂》 1892年 油彩 / カンヴァス ポーラ美術館

ポーラ美術館は、 国内最多19点のモネ作品を収蔵しています。 季節や時間によって異なる表情を見せる、 移ろいゆく光を生涯追い続けたモネ。 本展では《ルーアン大聖堂》(1892年)や《睡蓮の池》(1899年)など、 ポーラ美術館のコレクションから名品の数々をご紹介します。 気鋭の建築家・中山英之が会場構成を手がける斬新な展示空間のなかで、 モネ作品の新たな魅力に迫る試みです。 

会 場:ポーラ美術館 展示室1、 2 森の遊歩道
主 催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
後 援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協 力:株式会社丸八テント商会、 株式会社 遠藤照明、 (株)アーテリア
企画協力:株式会社中山英之建築設計事務所 株式会社岡安泉照明設計事務所
特設サイト: https://www.polamuseum.or.jp/monet_inthelight/

HIRAKU PROJECT VOL.12 中嶋浩子「CONTINUUM|この世界を構成するもの」
会期:2021年9月18日(土)~ 2022年3月30日(水)

《Hilbert curve, 2021》 (C)Hiroko NAKAJIMA

芸術表現と美術館の可能性を「ひらく」という趣旨の展示「HIRAKU PROJECT」の第12回目として、 この世界を独自に解釈し、 幾何学的連続模様(パターンデザイン)を用いて空間を再構成して表現するアーティスト、 中嶋浩子をご紹介しています。  

会 場:ポーラ美術館 アトリウムギャラリー
主 催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
観覧料:無料
特設サイト: https://www.polamuseum.or.jp/sp/hiraku-project-12/

ポーラ美術館について

2002 年に「箱根の自然と美術の共生」をコンセプトに神奈川県箱根町に開館。 印象派から20世紀にかけての西洋絵画を中心としたコレクションを核とする展覧会を開催する一方で、 現代美術の第一線で活躍する作家たちの作品も展示し、 同時代の表現へと展望を拡げている。 富士箱根伊豆国立公園という立地を生かした森の遊歩道では四季折々の豊かな自然を楽しめる。 

開館時間︓午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日︓無休 ※悪天候による臨時休館あり
所在地︓神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山 1285
TEL︓0460-84-2111
入館料:大人¥1,800/シニア割引(65歳以上)¥1,600/大学・高校生¥1,300/中学生以下無料/障害者手帳をお持ちのご本人及び付添者(1名まで)¥1,000 ※すべて税込 団体割引、 各種前売り券による割引あり
公式サイト: https://www.polamuseum.or.jp/

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